ジムニーのPCD完全ガイド!失敗しないホイール選び
こんにちは!ドライブメディアプラス運営者のじんべいざめです。
ジムニーのホイールを交換して、足元をかっこよくカスタムしたいな〜って思ったとき、最初に必ず直面するのが「ジムニー pcd」のちょっと特殊なサイズ規格ですよね。
ここ、気になりますよね。
ハスラーやスペーシアみたいな一般的なスズキの軽自動車に乗っていたあなたなら、「軽自動車用のホイールならそのままポン付けできるかも?」って考えがちなんですが、実はジムニーのホイールピッチって、一般的な乗用車とは全く違う本格的な4WD仕様になっているんですよ。
現行型のjb64のpcdはもちろん、普通車枠であるシエラのpcdについても調べていくと、インセットの違いやタイヤ外径の壁にぶつかって、「結局どのサイズを買えば車検に通るのかな?」って迷ってしまう方も多いかなと思います。
さらにネット上にはジムニー pcd変換に関するマニアックな情報や、jb74のpcdと旧型の流用に関する情報も溢れていて、どれがあなたにとって正しい選択なのか分からなくなっちゃいますよね。
この記事では、ジムニー pcdに関する基本的なサイズデータから、ホイール選びで絶対に失敗しないための具体的なインセット計算、そして安全にカスタムを楽しむためのポイントまで、徹底的に分かりやすく解説していきますね。

- 現行ジムニーやシエラのPCDと純正サイズの基本
- ホイールピッチやオフセットの意味と見方
- PCD変換スペーサーを使うメリットと注意点
- 安全に車検をクリアするためのサイズ選びのコツ
ジムニーのPCDの基礎知識とサイズ

まずは、ジムニーのホイール選びの絶対的な基礎となる「PCD」のサイズや、純正ホイールの正確なスペックについて整理していきましょう!
JB64やシエラなど、モデルごとに細かな設定の違いがあるから、ここをしっかり把握しておくことがカスタム成功の第一歩ですね。
JB64のPCDと純正ホイールサイズ

ジムニーJB64のホイールを探すとき、デザインの前に絶対に覚えておきたいのがPCDの数値と穴数ですよ。
結論から言うと、JB64のPCDは「139.7mm」で、穴数は「5穴」になります。
ホイールを探すときの表記としては「5H139.7」や「5/139.7」と書かれていることが多いかも。
なぜこのサイズが重要かというと、一般的な軽自動車やコンパクトカー(N-BOXやヤリスなど)の多くは「4穴のPCD100」っていう規格を採用しているからなんです。
また、少し大きめのミニバンやSUVでも「5穴のPCD114.3」が主流なんですよね。
つまり、ジムニーは本格的なオフロード走行を想定した頑丈な「リジッドアクスル(車軸懸架)」を採用している歴史的背景もあって、一般的な乗用車とは全く違うハブ構造を持っているんです。
「同じ軽自動車用だから」って適当にネットオークションとかでホイールを買っちゃうと、車体側のボルトとホイールの穴の位置が全く合わなくて、1ミリも装着できないっていう悲しい結果になっちゃうので本当に注意が必要ですよ。
JB64の純正ホイールサイズは以下のようになっています。
JB64ジムニーの純正ホイールスペック
| 項目 | サイズ・仕様 |
|---|---|
| ホイールサイズ | 16インチ |
| リム幅 | 5.5J |
| インセット | +22 |
| PCD | 139.7mm (5穴) |
| ハブ径 | 108mm |
| 標準タイヤサイズ | 175/80R16 |
社外のアルミホイールを選ぶときは、まずはこの「16×5.5J インセット+22 5H139.7」という純正サイズを基準にして探すと失敗がないですよ。
リフトアップなどをせずに、純正のフェンダーのままで少しだけカッコよく履きこなしたいなら、リム幅は「5.5Jから6J」程度、インセットは「+20前後から+22前後」の範囲で探すのがベストかなと思います。
この範囲なら、車検ではみ出しを指摘されるリスクも低いですし、純正のハンドリング感覚を大きく損なうことなくドライブを楽しめるんじゃないかな。
シエラのPCDと純正ホイールサイズ

次に、力強いオーバーフェンダーが魅力の普通車枠、ジムニーシエラ(JB74)について見ていきましょう!
シエラのPCDも、実はJB64と全く同じ「5穴 139.7mm」を採用しているんですよ。
「PCDが同じなら、JB64用のホイールとシエラ用のホイールは共通で使えるのかな?」って思うかもしれませんが、ここがホイール選びの大きな落とし穴なんです。
ここ、気になりますよね。
PCDは同じでも、ホイールの「インチ数」と「インセット」の設定がJB64とは大きく異なります。
シエラは純正でワイドなオーバーフェンダーを装着していて、トレッド幅(左右のタイヤの中心間の距離)も広げられているから、それに合わせた専用のホイールサイズが必要になるんですよね。
具体的にシエラ(JB74)の純正ホイールスペックを見てみると、以下のようになっています。
JB74ジムニーシエラの純正ホイールスペック
- ホイールサイズ:15インチ 5.5J
- インセット:+5
- PCD:139.7mm (5穴)
- 標準タイヤサイズ:195/80R15
JB64が16インチなのに対して、シエラは15インチが基本になっていますよ。
また、すごく重要なのがインセットの数値で、JB64の「+22」に対して、シエラは「+5」となっています。
この数値の違いによって、シエラのホイールはJB64のものよりも外側に張り出す設計になっているんです。
PCDが同じだからといって、サイズをしっかり確認せずに「ジムニー用」とだけ書かれたホイールを買ってしまうと、シエラにJB64用を履かせた場合はタイヤが奥に引っ込みすぎて不格好になっちゃいますし、逆にJB64にシエラ用を履かせるとフェンダーから大きくはみ出しちゃう危険性がありますよ。
シエラに乗っているあなたで、より詳しいカスタム事例や専用サイズについて知りたい場合は、ジムニーシエラのホイール選びのコツと専用サイズの極意も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シエラだからこそ似合う深リムのデザインとかもたくさんあるので、サイズ規格を正しく理解して選ぶのがポイントかなと思います。
ジムニーのホイールピッチの意味

ホイールを探してネットで検索していると、「ジムニーのホイールピッチはいくつですか?」といった言葉を目にすることがあるかもしれませんね。
この「ホイールピッチ」という言葉は、実は人によって指している意味が違うことがあるので、少しややこしい部分なんですよ。
多くの場合、ホイールピッチというのは「PCD(Pitch Circle Diameter)」のことを指しています。
ホイールを車体に固定するボルト穴の中心を円で結んだときの直径のことですね。
この意味で使われているのであれば、答えは先ほどからお伝えしている通り「139.7mm」が正解ですよ。
でも、注意しなきゃいけないのは、ホイールピッチという言葉が、ホイールを固定するための「ナットのネジピッチ」を指して使われているケースです。
ナットのネジ山ピッチとの違いに要注意!
ジムニーのハブボルトに適合するホイールナットの規格は、一般的に「M12×P1.25」です。
「M12」はネジの太さ(直径12mm)、「P1.25」はネジ山のピッチ(山と山の間隔が1.25mm)を表しています。
スズキ車をはじめ、日産やスバルはこの「P1.25」を採用していますが、トヨタやホンダ、マツダなどは「P1.5」を採用しているんですよ。
もし社外ホイールを購入して、一緒にナットも新調しようとしたとき、「ジムニーのピッチは139.7だから…」って混乱しちゃって、誤ってトヨタ用の「M12×P1.5」のナットを買ってしまうと、無理やりねじ込もうとして車体側のハブボルトのネジ山を完全に破壊しちゃうんです。
ハブボルトの打ち替え修理は高額な出費になっちゃうので、ホイール選びの「PCD(139.7mm)」と、ナット選びの「ネジピッチ(1.25mm)」は全く別のものなんだってことを、明確に分けて覚えておくと安心ですよ。
また、社外ホイールはナットが接触する座面の形状が「60度テーパー座」になっているものがほとんどだから、純正のナットがそのまま使えないケースがあることも頭に入れておきましょうね。
ジムニーの純正ホイールオフセット

ジムニーのホイール選びで、PCDと同じかそれ以上に頭を悩ませるのが「オフセット(現在では国際基準に合わせてインセットと呼ばれます)」の概念ですよね。
インセットっていうのは、ホイールのリム幅(太さ)の中心線から、車体のハブに取り付ける面がどれくらいズレているかを示すミリ単位の数値のことですよ。
JB64の純正インセットは「+22」です。
インセットの数値がプラス方向に大きくなるほど、取り付け面がホイールの外側に近づくから、ホイール全体は車体の「内側」へと入り込みます。
逆に、数値が小さくなる(あるいはマイナスになる)ほど、ホイール全体は車体の「外側」へと張り出してくるんですよね。
たとえば、JB64に純正と同じリム幅(5.5J)のまま、インセット「0」の社外ホイールを履かせたと想像してみてください。
純正の「+22」から「0」になるということは、ホイール全体がそのまま外側に22mm平行移動して張り出すことになるんです。
片側で22mmも外に出ると、純正フェンダーのツラ(縁)に対してかなりギリギリか、タイヤの銘柄によっては微妙にはみ出しちゃう可能性が出てきますよ。
リム幅(J数)が変わると計算はさらに複雑に
さらに厄介なのが、インセットの数値だけでなく「リム幅(J数)」を太くした場合です。
ここ、気になりますよね。
たとえば、5.5Jから6.5Jに変更した場合、1Jは約25.4mmなので、ホイール全体の幅が約25.4mm太くなります。
インセットが同じであれば、内側と外側にそれぞれ約12.7mmずつ太くなる計算なんですよ。
つまり、「インセットの変更による外側への移動量」にプラスして、「リム幅が太くなったことによる外側への膨らみ」の両方を計算しないと、実際のフェンダーからの突出量は正確に把握できないんです。
「計算がややこしすぎる!」って思ったあなたは、無理にご自身で計算しようとせず、プロの知見を頼るのが一番ですよ。
ホイールのツライチ設定や車検対策についてもっと深く知りたい場合は、ジムニーのタイヤ・ホイールのツライチ適合サイズや車検の注意点で実例を交えて詳しく解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
サスペンションへの干渉(内側のクリアランス)も考慮して、バランスの良いサイズを選ぶことが快適なドライブに繋がるかなと思います。
ホイールオフセットマイナス20の罠

ジムニーのカスタム雑誌やSNSを見ていると、ものすごくリムが深く、タイヤが外に大きく張り出した迫力満点のスタイルに憧れることがありますよね。
そういったカスタムを目指して「ジムニー ホイール オフセット-20」といったキーワードで検索する方も結構いらっしゃいます。
確かにホイールを外側に出すと、どっしりとした踏ん張り感が出て、いかにも四駆らしいカッコいい見た目になりますよね。
でも、現行のJB64で純正の「5.5J+22」から、同じリム幅の「5.5J-20」に変更するとどうなるでしょうか?
インセットの差を計算すると、22 – (-20) = 42。
なんと片側だけで42mmもホイールが外側へ出ちゃうんです。
もしリム幅が6Jなどに広がっていれば、さらに外へ出ることになりますよ。
過度なマイナスオフセットに潜む大きなリスク
軽自動車であるJB64の純正フェンダーでは、40mm以上も外に出ると完全にフェンダーからタイヤが飛び出してしまいます。
保安基準に違反するから絶対に車検には通らないですし、ディーラーでのオイル交換などの整備も入庫拒否されちゃいますよ。
また、泥はねや飛び石が酷くなって、ボディを傷つける原因にもなっちゃうんです。
「じゃあ、オーバーフェンダーを付ければいいんじゃない?」って思うかもしれませんが、ここにも罠があるんですよ。
軽自動車の全幅の上限は1,480mmって法律で定められていて、JB64の純正全幅は1,475mmなんです。
つまり、余裕はたったの5mmしかないんですよね。
片側42mmも外に出るタイヤを覆うために大きなオーバーフェンダーを装着すると、全幅は1,500mmを優に超えちゃって、軽自動車の規格を外れちゃいます。
このまま公道を走る場合は、陸運局で「普通車(白ナンバー)」への構造変更手続きを行わなきゃいけなくて、税金や保険の区分も変わっちゃうんです。
さらにメカニカルな視点でもデメリットがあります。
スクラブ半径っていうステアリングの回転軸とタイヤの接地中心の距離が大きく狂うから、ハンドルが異常に重くなったり、段差を乗り越えたときにハンドルが激しく取られる「キックバック」という現象が起きやすくなるんです。
また、テコの原理でハブベアリングやキングピンといった足回りの重要部品に想定外の負荷がかかって、寿命を極端に縮めちゃうんですよ。
見た目だけで「-20」のような極端なマイナスサイズを選ぶのは、日常使いにおいてすごくリスクが高いので、あなたの用途と本当に合っているか慎重に判断してくださいね。
ジムニーのPCD変換と流用の注意点

ここからは、さらに一歩踏み込んだカスタムのお話ですよ。
ジムニーのPCDを変換して別の車種のホイールを履く方法や、純正ホイールの流用テクニック、そして絶対に無視できない車検に関する注意点について深く掘り下げていきますね。
命を乗せて走る車の足回りに関わる部分だから、しっかりとリスクも理解しておきましょう。
ジムニーのPCD変換のメリットと欠点

「どうしても履きたいお気に入りの乗用車用ホイールがあるんだけど、PCDが114.3で合わない…」っていう場合に、裏技として検討されるのが「PCD変換スペーサー(チェンジャー)」の導入ですね。
これは、車体側のハブボルト(5H139.7)に分厚い金属製のスペーサーをナットで固定して、そのスペーサーから生えている別のPCD(例えば5H114.3)のボルトにホイールを取り付けるというパーツですよ。
メリットとしては、スポーツカー用やミニバン用など、市場に無数に存在するPCD114.3のホイールデザインの中から、自由に好きなものを選べるようになることです。
選択肢は圧倒的に広がりますよね。
でも、私個人の意見としてはジムニーでのPCD変換は、あまり積極的にはおすすめしませんよ。
その最大の理由は、安全性とメンテナンスの手間にあるんです。
PCD変換スペーサーは、構造上どうしても15mmから20mm以上の厚みが必要になります。
つまり、スペーサーを入れた時点で問答無用でホイールが20mm外側に押し出されちゃう(インセットが-20されるのと同じ状態になる)から、フェンダーからのはみ出しリスクが急激に高まっちゃうんですよ。
さらに怖いのが「二重締結」によるナット緩みのリスクです。
ここ、気になりますよね。
車体とスペーサー、スペーサーとホイールという2箇所の締め付けポイントができるから、万が一内側のナットが緩んでも、ホイールを外さないと目視で確認することができないんです。
定期的にホイールを外してトルクレンチで増し締めを行うっていう、マメなメンテナンスが絶対に欠かせないんですよ。
もし変換スペーサーに挑戦したいっていうあなたは、PCD変換スペーサーの正しい選び方と締め付けトルクの管理方法を必ず読んで、粗悪品を避け、ハブリング付きの精度の高い製品を選ぶようにしてくださいね。
近年はジムニー専用の5H139.7ホイールが各メーカーから豊富にリリースされているから、まずは専用サイズから探す方が圧倒的に安心で安全かなと思います。
シエラ純正ホイールの流用について

ジムニーオーナー同士の話題でよく上がるのが、「JB64に、シエラ(JB74)の純正アルミホイールを流用できないかな?」という疑問ですよね。
シエラの純正アルミはガンメタ塗装で渋くてカッコいいですし、ネットオークションとかでも新車外しの綺麗なものが比較的安く出回っているから、狙っている方も多いんじゃないでしょうか。
結論から言うと、PCDは同じ「5H139.7」だから、車体のハブにカポッとはめること自体は物理的に可能ですよ。
でも、そのまま公道を走れるかっていうと、非常にグレーな問題が立ち塞がります。
先ほど解説した通り、JB64のインセットは「+22」、シエラは「+5」です。
JB64にシエラのホイールを履かせると、計算上ホイールの中心が17mm外側へ出ます。
さらに、シエラの標準タイヤ(195/80R15)はJB64のタイヤ(175/80R16)よりも幅が約20mm広いです。
タイヤの幅が20mm広いということは、中心から外側へさらに10mm張り出す計算になりますよ。
JB64のフェンダーには収まるのか?
インセットの違いによる17mmと、タイヤ幅の違いによる10mmを合わせると、純正状態から約27mmも外側にタイヤの側面が張り出すことになるんです。
個体差やアライメントの状態にもよりますが、JB64の純正フロントフェンダーに対しては、ほぼ間違いなくタイヤの腹の部分(サイドウォール)やホイールのリムがはみ出ちゃいますよ。
車検に通らないばかりか、警察の取り締まりの対象になる可能性もあります。
軽自動車規格をオーバーしちゃう恐れもあるから、安易な流用は避けるのが無難かなと思います。
逆に、シエラ(JB74)にJB64の純正ホイールをスタッドレスタイヤ用として流用する場合はどうでしょうか?
この場合、ホイールが17mm内側に引っ込んで、タイヤも細くなるから、はみ出しの心配はないですよ。
でも、見た目がかなり「電車スタイル(奥に引っ込んだ状態)」になっちゃってせっかくのシエラの迫力が台無しになっちゃう点と、ハンドルを切った際にタイヤの内側がサスペンションのパーツやインナーフェンダーに干渉しないか、実車での確認が必須になりますね。
他車種のホイール流用とハブ径の注意

PCDが139.7mmの5穴ホイールは、実はジムニー専用というわけじゃないんです。
古い三菱のジープ、初代エスクード、あるいはロシアのラーダ・ニーヴァなど、国内外の歴史ある4WD車の一部で採用されてきた規格なんですよ。
また、ハイエースなどの一部の商用車でも似たような規格が存在します。
「中古パーツ屋でPCD139.7の5穴ホイールが安く売ってたから、ジムニーに履かせてみよう!」って思うかもしれませんが、ここでも致命的なトラップが存在するんです。
PCDが合っていても、「ハブ径(センターボア)」のサイズが小さいと、物理的にジムニーに装着することができないんですよ。
ジムニーの車体側から飛び出しているセンターハブは、構造上すごく大きく作られていて、直径が約108mmほどあります。
だから、ホイールの中心に開いている穴(ハブ径)が、最低でも108mm台〜109mm前後の余裕がないと、奥までスッポリと入らないんです。
例えば、他車種用でハブ径が106mmしか設計されていないホイールを買っちゃうと、ハブの根元でつっかえちゃって、ホイールの取り付け面が車体に密着しないんですよ。
密着していない状態での締め付けは絶対NG!
ハブ径が合わず、ホイールが数ミリ浮いている状態に気づかないままナットを力いっぱい締め込んじゃうと、走行中の振動でボルトに異常な負荷がかかって、最悪の場合は走行中にボルトが折れてタイヤが外れて飛んでいくという大事故に繋がります。
本当に危険ですよ!
さらに、ホイールの裏側のスポーク形状によっては、ブレーキキャリパーに干渉しちゃう(当たっちゃう)ケースも多々あります。
他車種用のホイールを流用する場合は、PCDとインセットだけじゃなくて、ハブ径がジムニーに対応しているか、そしてキャリパーの「逃げ」があるかを必ず確認してくださいね。
ネットで買う場合は、出品者にハブ径を実測してもらうくらいの慎重さが必要かなと思います。
車検に対応するタイヤサイズの選び方

ホイールを社外品に交換するタイミングで、足回りのボリューム感を出すために純正よりも外径の大きなタイヤに変更する方も多いですよね。
JB64なら「185/85R16」、シエラなら「215/70R16」や「225/70R16」といったサイズが、いわゆる定番のちょい上げカスタムとして人気を集めていますよ。
でも、タイヤを大きくしたり、ゴツゴツしたオフロードタイヤに変更したりする場合は、車検のルールを正確に理解しておく必要があります。
まず、フェンダーからのはみ出しに関するルールですね。
乗用車のタイヤ側面の一部(メーカーロゴなどのラバー部分)については、一番外側の部分から10mm未満の突出であれば許容されるという保安基準の改正がありました(出典:国土交通省『自動車の保安基準の細目を定める告示等の一部改正について』)。
「おっ、じゃあ1センチくらいはみ出しても大丈夫なんだ!」って喜んじゃいそうですが、少し待ってください。
ここ、気になりますよね。
この10mmの許容はあくまで「タイヤのゴムの側壁部分」に限った話なんです。
ホイールの金属製リム部分や、ホイールナット、センターキャップなどが1ミリでもフェンダーの端(車軸中心から前方30度、後方50度の範囲)からはみ出していたら、一発で車検NGになっちゃいます。
とくに、マッドテレーン(M/T)タイヤなどはサイドウォールのブロックが大きく張り出しているから、計算上は収まるはずでも実測するとアウトになるケースがよくあるんですよ。
さらに、タイヤの外径を大きくすると、実際の走行速度に対してスピードメーターの表示速度が遅く表示される「メーター誤差」が発生します。
車検では、このスピードメーターの誤差が一定の許容範囲内に収まっているかを機械で厳密にチェックされるんです。
外径を極端に大きくしすぎると、この検査に引っかかっちゃいますよ。
また、車高が上がることによって、車の直前や左側方の死角が増えて、「直前側方視界基準」というルールを満たさなくなり、追加でカメラやミラーの設置が必要になることもあります。
車検の合否は最終的には検査官の判断や車両の個体差によって変わるから、不安な場合はジムニーカスタムに詳しい専門のプロショップに相談しながらサイズを決めることを強くおすすめします。
確実なジムニーのPCDとホイール選び

ここまでかなり深くマニアックな部分まで解説してきましたが、ジムニーのPCDに関するホイール選びで失敗しないための確実な手順を最後にまとめますね。
- 自分の車の正確な型式(JB64なのか、シエラのJB74なのか)を確認する。
- ジムニーのPCDが「5H139.7」であることを大前提としてホイールを絞り込む。
- それぞれの純正のホイールサイズ(リム幅、インセット、ハブ径)をしっかり把握する。
- フェンダーからのはみ出し、内側の干渉、車検のルールを考慮してサイズを決定する。
純正に近い安心感と乗り心地を最優先するなら、JB64はリム幅5.5J〜6Jでインセット+20前後の専用品。
シエラなら15インチか16インチの6J前後でインセット+5〜0あたりの専用品を選ぶのが、最もトラブルが少なくて扱いやすい範囲かなと思います。
そして、意外と忘れられがちなのが「背面のスペアタイヤ」の存在です。
タイヤの外径を大きく変更したのに、背面のスペアタイヤだけ純正サイズのままにしておくと、万が一パンクして四駆(4WD)状態で走行した際、前後左右のタイヤの回転差が生じちゃって、トランスファーなどの駆動系メカニズムに致命的なダメージを与えちゃうんですよ。
見栄えの面でも、4本履き替えたなら背面も同じホイール・タイヤで5本揃えるのがジムニーカスタムの醍醐味でもありますよね。
ジムニーは世界的に見てもカスタムパーツが豊富で、あなただけの一台を作り上げるのが本当に楽しいクルマです。
だからこそ、PCDやインセット、ハブ径といった足回りの基礎知識をしっかりと押さえて、安全で合法的に、そして最高にカッコいいドレスアップを楽しんでくださいね!
あなたの素敵なジムニーライフを応援しています。
