ジムニー 185/85R16の干渉と車検!ノーマル車高で履ける?
こんにちは!ドライブメディアプラス運営者のじんべいざめです。
ジムニーの185/85R16へのタイヤ交換、やっぱり憧れますよね?
でも、いざ変えようと思うと、ノーマル車高で干渉しないのか、車検には無事に通るのか、フェンダーからはみ出しはないのかなど、次から次へと気になることがたくさん出てくると思います。
実際のところ、メーター誤差がどれくらい出るのか、適正な空気圧はどうやって設定すればいいのか、毎日の通勤で燃費や加速が大きく落ちないかも心配になりますよね。
さらに、干渉対策として40mmほどのリフトアップをした方がいいのか、背面にあるスペアタイヤも同じサイズに変えるべきなのか、タイヤ選びでもオープンカントリーやジオランダーのどちらが良いのかなど、悩みは尽きないはずです。
この記事では、そんなあなたが抱える疑問を一緒に一つずつ紐解いていきたいなと思います。
最後までじっくり読めば、あなたの愛車にぴったりの選択が自信を持ってできるようになりますよ!

- ジムニーのノーマル車高で干渉するリスクと具体的な対策がわかる
- 車検時のメーター誤差やタイヤはみ出しの保安基準を把握できる
- 40mmリフトアップの効果と必要になる補正パーツが理解できる
- 人気のタイヤ銘柄の違いや燃費など維持費への影響が見えてくる
ジムニーの185/85R16の基本と干渉

まずは、ジムニーにこの定番サイズを履かせたときに誰もが一番気になる「干渉問題」や「外径のサイズ感」について一緒に見ていきましょう!
見た目は最高にカッコよくなるんですけど、実際の取り回しやセッティングのポイントを知っておくことが、長く安全に楽しむための第一歩ですよね。
ノーマル車高でのフルロック時の干渉

「ノーマル車高のままタイヤだけ大きくして、手軽にワイルドな見た目にしたい!」って思うこと、ジムニー乗りなら一度は考えますよね。
結論から言っちゃうと、街乗りメインで重い荷物もあまり積まないという使い方であれば、ノーマル車高でも「185/85R16」を装着して楽しんでいる方は実はたくさんいらっしゃるんです。
ただ、ここで正直にお伝えしておきたいのは、「どんな状況でも絶対に干渉しない」と無条件に断言できるサイズではない、というちょっと厄介な事実なんです。
ジムニーのサスペンション構造上、この外径サイズになるとどうしてもギリギリのクリアランスになる箇所が出てきちゃうんですよね。
街乗りとオフロードでの干渉リスクの違い
特に気をつけておきたいのが、ハンドルを左右どちらかに限界まで切り込んだ「フルロック時」や、そのまま段差を乗り越えるようなシチュエーションです。
直進状態ではフェンダー内に十分な余裕があるように見えても、ステアリングをいっぱいに切ると、タイヤの前端と後端は大きな円弧を描いて動きますよね。
純正タイヤよりも外径が大きく、さらにショルダー(タイヤの角の部分)が角張ったオフロード系タイヤを履かせていると、この円弧の動きによってフロントバンパーの下部や、タイヤハウス内の樹脂製インナーフェンダーに極端に近づいちゃうんです。
一瞬の接触には気をつけてくださいね
ハンドルを切った状態で、コンビニの入り口など斜めに入る段差を越えると、フロントサスペンションがギュッと縮みます。
このとき、静止状態では当たっていなかった部分に、一瞬だけ「ザッ」とタイヤが接触して音が出ることがあるんです。
「じゃあ、絶対に履けないの?」って不安になるかもしれませんが、日常的な舗装路の走行だけであれば、気になるほどの問題が出ない車両も多いんですよ。
でも、休日に林道の轍(わだち)を走ったり、オフロードコースでサスペンションを大きく動かす(フルバンプさせる)ようなハードな使い方を想定しているなら話は別です。
激しい走行をするなら、ノーマル車高のままではインナーフェンダーやマッドフラップ(泥除け)を破損するリスクが高まっちゃいます。
心配な方は、この後でお話しするリフトアップを検討するか、フロントバンパーをショートタイプに交換するなど、バンパー周辺のクリアランスを確保する加工を視野に入れるのが安心ですね。
最終的な判断は、いつもお世話になっている専門家の整備士さんにぜひ相談してみてくださいね。
純正ホイールでのタイヤのはみ出し

次にどうしても気になるのが、タイヤのはみ出し問題です。
せっかく足元をカッコよくカスタムしても、フェンダーからタイヤがはみ出してしまって車検に通らなくなったり、おまわりさんに止められたりするのは絶対に避けたいですよね。
ジムニー(JB64などの軽自動車規格)のフェンダー幅ってすごく限られているんですが、純正ホイール(5.5J インセット+22)に「185/85R16」を組み合わせて装着する場合、基本的には車体のフェンダー内にスッキリと収まることがほとんどなんです。
純正のホイールって、もともとタイヤが外側に出すぎないような安全な設計になっているからなんですよね。
社外ホイール選びのインセットの注意点
ただ、ここで気をつけておきたいのが「ホイールも一緒に社外品に変えよう!」と考えたときです。
社外ホイールを選ぶ際、少しでも車体をワイドに見せたいからといって、インセット(ホイールの中心から取り付け面までの距離)の数値を小さくしすぎると、一気にリスクが跳ね上がっちゃいます。
たとえば、インセット+20くらいなら純正とほぼ変わらないので問題ないんですが、ゼロインセットやマイナスインセットに近いものを攻めてしまうと、確実にフェンダーの外側にタイヤが押し出されちゃうんです。
さらに、185/85R16のようなオフロードタイヤは、サイドウォール(タイヤの側面)にゴツゴツとした厚みのあるブロックがデザインされていることが多いですよね。
ツライチを狙うときの落とし穴
ホイール自体のリムが収まっていても、マッドテレーン(M/T)タイヤなどの張り出したサイドブロックがフェンダーの垂直線からひょっこりと顔を出してしまうことがあるんです。
今の基準では一部緩和されている部分もあるんですが、検査員の判断によってはアウトになることもあります。
安心して公道を走り、スムーズに車検をクリアするためには、やっぱり純正に近いインセット+20〜+22前後のホイールを選ぶのが一番賢明な選択かなと思います。
見た目の「ツライチ(フェンダーとタイヤが平らになる状態)」をミリ単位で狙いたくなる気持ちは痛いほどわかるんですが、車検のたびに純正タイヤに履き替える手間などを考えると、確実にフェンダー内に収める方向でセッティングを組むのがおすすめですよ。
社外ホイールを購入する際はインセットの他にもチェックしておきたい規格があるので、ジムニーのPCDと失敗しないホイール選びの基本もあわせて読んで、愛車にぴったりな安全なホイールを見つけてくださいね。
正確なはみ出しの保安基準については、公式サイト等で確認してみてください。
外径が大きくなると何インチになるか

「タイヤのサイズ表記って数字ばかりでややこしい!結局、外径が大きくなるって具体的にどれくらい変わるの?」これ、最初につまずきやすいポイントなんですよね。
私も最初ここで迷いました(笑)。
ジムニーのカスタム雑誌やネットを見ていると、「〇〇インチのタイヤ」という言葉が飛び交っていて、混乱しちゃう方も多いはずです。
そもそも、純正タイヤである「175/80R16」と、今回導入を考えている「185/85R16」の数字の意味を整理してみましょうね。
最初の数字(185)はタイヤの幅、次の数字(85)は扁平率(幅に対する高さの割合)、そして最後の数字(16)がホイールのリム径を表しているんです。
計算上の外径と最低地上高アップのメリット
ジムニーJB64の純正サイズである175/80R16は、計算上の外径が大体686mm前後です。
それに対して185/85R16は、タイヤ全体の直径が約720mm前後になります。
オフロード車のカスタム界隈でよく使われる「タイヤ外径のインチ換算」で言うと、約28.3〜28.4インチのタイヤということになりますね。
実質の車高はどれくらい上がる?
直径が約686mmから約720mmになるので、タイヤ全体で約34mm大きくなります。
車高に関わってくるのは「半径」の部分なので、計算上は実質約15〜17mmほど車高が上がることになるんですよ。
たった15mm?って思うかもしれませんが、これがジムニーの悪路走破性においては劇的な違いを生んでくれるんです。
ジムニーはリジッドアクスル(ホーシング)っていう頑丈な車軸を持っていますが、この車軸の一番低い部分である「デフ(デファレンシャルギア)」の下の隙間(最低地上高)って、サスペンションをリフトアップしただけでは一切上がらないんですよね。
で、ここが大事なんですが、デフ下の地上高を物理的に持ち上げる唯一の方法が、「タイヤの外径を大きくすること」なんです。
185/85R16を履かせることで、デフ下が約1.5センチ上がるため、林道の深い轍(わだち)や、雪道、岩場などで下回りをぶつけるリスクを格段に減らすことができるんです。
ジムニーの雪道走行における4WDの安全な走り方もあわせてマスターしておけば、大径タイヤの悪路走破性をさらに引き出すことができますよ。
見た目のジムニーらしい迫力が増すだけでなく、実用的なオフロード性能もしっかり底上げされるのが、このサイズが「定番」と呼ばれる最大の理由なんですね。
40mmリフトアップの効果と対策

ノーマル車高での干渉リスクを避けつつ、さらに本格的なジムニーらしいカッコよさを追求するなら、「40mmリフトアップ(約1.5インチアップ)」は一番バランスの良い王道の選択肢だと思います。
40mmアップのサスペンションキットって各パーツメーカーから豊富にリリースされていて、乗り心地も良いものが多いんですよね。
リフトアップをすると、タイヤとフェンダーアーチの間の隙間が物理的に広がります。
これによって、先ほどお話ししたフルロック時や段差進入時における、フロントバンパー下部やインナーフェンダーへのタイヤの接触リスクをグッと下げることができるんですよ。
街乗りから休日の林道ツーリングまで、ストレスなく幅広く楽しみたいなら、185/85R16と40mmリフトアップの組み合わせはまさに黄金バランスです。
リフトアップ時に必須となる補正パーツ
ただ、ここで一つ大切なポイントがあります。
「スプリング(コイル)とショックアブソーバーだけを長いものに変えれば終わり」というわけにはいかないのが、ジムニーの足回りの奥深いところなんですよ。
ホーシングのズレと直進安定性の悪化
ジムニーのサスペンション構造上、車高を上げると車軸(ホーシング)が左右どちらかにズレてしまいます。
これを放置すると、片側のタイヤだけがフェンダーからはみ出しやすくなったり、まっすぐ走りにくくなったりしちゃうんです。
このズレを直すために、長さを調整できる「調整式ラテラルロッド」への交換が必須になります。
さらに、車高が上がるとフロントのキャスター角(タイヤの傾き)が起きてしまって、ハンドルの戻りが悪くなったり、フラフラと直進安定性が失われたりします。
これを補正するための「キャスター補正ブッシュ」や「補正アーム」の導入もセットで考えておきたいですね。
また、サスペンションが縮み切ったときにタイヤがフェンダーの奥底にぶつからないよう、「バンプストッパー」の延長や容量アップが必要になるケースもあります。
足回りのカスタムは命を預ける重要な部分なので、パーツ選びから取り付け、アライメント調整まで、必ず信頼できるプロのショップや整備士さんに相談しながら進めるようにしてくださいね。
スペアタイヤのサイズも合わせるか

タイヤを4本交換するとき、誰しもが一度は立ち止まって悩むのが「リアゲートに背負っているスペアタイヤも同じ185/85R16に変えるべきか?」という問題ですよね。
これ、気になりますよね。
「背面タイヤまで買うと予算がキツイし、普段は使わないから純正サイズのままでもいいかな?」って、私も最初は本気でそう思っていました(笑)。
結論から言うと、パンクしてしまった時に、舗装路を2輪駆動(2WD)のまま近くのガソリンスタンドまでゆっくり自走する程度であれば、純正サイズのスペアタイヤでもなんとかその場を凌ぐことは可能なんです。
パートタイム4WDの仕組みとデフへの負担
でも、ジムニーの四駆システムは「パートタイム4WD」という、前後輪を直結する強固なシステムを採用しています。
もし、雪道や泥道などで四駆(4WD)に入れた状態で、前後のタイヤで外径サイズが違うまま走ってしまうと、どうなると思いますか?
前輪と後輪でタイヤが1回転する距離が変わってしまうため、駆動系(トランスファーやデファレンシャルギア)に逃げ場のないすさまじい負荷(タイトコーナーブレーキング現象のようなねじれ)がかかってしまいます。
最悪の場合、高額な駆動系パーツがバキッと破損しちゃう原因になるんですよ。
理想は「4本+1本」の全交換
万が一の山奥でのトラブルや、定期的に5本でローテーションをしてタイヤを長持ちさせることを考えると、やっぱりスペアタイヤも同サイズで揃えておくのが圧倒的に安心です。
後ろ姿のワイルド感や統一感も格段にアップしますしね!
ただし、背面のタイヤを外径の大きな185/85R16に交換すると、今度は純正のプラスチック製タイヤカバーが物理的に被せられなくなります。
また、タイヤの厚みが増すことでリアワイパーやバンパーと干渉してしまい、背面タイヤを取り付けるブラケットの位置をオフセット(移動)させる社外パーツが必要になることもあります。
さらに、タイヤが重くなることでリアゲートのヒンジにも負担がかかるため、パーツの適合や耐久性については、事前にしっかりショップで確認しておきましょうね!
背面タイヤを大きくしたりブラケットを変更したりすると、洗車機の利用に制限がかかる場合もあるので、ジムニーを洗車機で洗う際のスペアタイヤ等の注意点もあわせて確認しておくのがおすすめですよ。
ジムニーの185/85R16の車検と維持

ここからは、カッコよくカスタムした後の「現実的なお話」です。
せっかくお気に入りのスタイルになっても、車検のたびにヒヤヒヤしたり、毎日の通勤でガソリン代が跳ね上がったりしてはストレスになっちゃいますよね。
愛車を長く大切に、そして賢く維持するために知っておきたいポイントをまとめてお話ししていきますね!
車検におけるメーター誤差の許容範囲

タイヤの外径を大きくしたときに、多くの方が一番不安に感じるのが「スピードメーターの表示と実際の速度にズレが生じるけれど、これで車検に通るの?」という点ですよね。
実は、車のスピードメーターに関する基準は、国が厳密に定めているんです。(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準 第46条』)
この基準では、平坦な路面を走行する際に「著しい誤差がないこと」が求められていて、実際の車検現場ではスピードメーターテスターというローラーの上に車を乗せ、「メーターが40km/hを指したときの実際の速度」を測定して、決められた範囲内に収まっているかをチェックされます。
保安基準における速度計のルール
ジムニーの純正サイズ(約686mm)から185/85R16(約720mm)に交換した場合、計算上の外径差は約5.0%になります。
つまり、タイヤが1回転して進む距離が5%長くなるため、メーターが「40km/h」を指しているとき、車は実際には「約42km/h」で走っている計算になるんです。
平成19年(2007年)以降に製造された車の場合、メーター表示に対して実速度が上回る(メーター40km/hなのに実測が41km/h以上出ている)ことに対してすごく厳しい基準があって、42km/hというのは保安基準の上限ギリギリ、あるいはアウトになっちゃうかもしれないシビアな数値なんですよね。
| タイヤの状態 | メーター表示 | 実際の走行速度の目安 | 車検への影響 |
|---|---|---|---|
| 純正サイズ (175/80R16) | 40km/h | 約38〜39km/h(やや低めに出る) | 問題なく合格 |
| 185/85R16 に変更 | 40km/h | 約41〜42.5km/h(車両により変動) | 上限ギリギリ。実測が必要 |
※数値は空気圧や摩耗具合によるため、あくまで一般的な目安です。
「えっ、じゃあ車検に通らないの?」って焦る必要はありませんよ。
実は、多くの車は純正状態であっても、安全のために実際の速度よりもメーターの針が少しだけ高め(早め)に表示されるように設定されています。
そのため、185/85R16に外径をアップさせることで、結果的に「実速度とメーター表示のズレがちょうど補正されてピッタリになる」というケースも非常に多いんですよね。
とはいえ、タイヤの銘柄による微妙な外径の違いや、新品か摩耗しているか、さらには車両ごとの個体差によって結果は変わってきます。
「理論上は通る可能性が高いけれど、ギリギリのラインだから実測してみないと確約はできない」というのが正直なところです。
車検の際は、事前に整備工場でテスターを使って確認してもらうのが一番確実で安心ですよ。
タイヤ交換による燃費や加速の変化

「タイヤを大きくしてゴツくしたら、やっぱり燃費は悪くなるの?加速が鈍くなったりしない?」という疑問。
ジムニーを普段の買い物や通勤で使っている方にとっては、切切な問題ですよね。
少し残念なお知らせになっちゃうんですが、純正タイヤと比較すると、燃費や動力性能は「少し悪化する傾向」にあるんです。
カスタムによる燃費の悪化が気になる方は、ジムニーの実燃費(AT・MT)の目安を事前に把握しておくと、燃料代のシミュレーションがしやすくなりますよ。
まず大きな原因となるのが、タイヤの重量アップです。
185/85R16のようなサイズは、過酷な環境にも耐えられるよう「LT(ライトトラック)規格」などで頑丈に作られているため、純正のエコタイヤ的なものと比べると1本あたり数キロも重くなっちゃいます。
足回りの部品が重くなることを「バネ下重量の増加」って言うんですが、これが加速やブレーキにダイレクトに影響してくるんですよ。
バネ下重量の増加とハイギヤード化の影響
バネ下が重くなると、信号待ちからの発進時に「よっこいしょ」というような、もっさりとした感覚が出やすくなります。
ブレーキを踏んだ時も、重いタイヤの回転を止めるためにブレーキパッドに負担がかかって、制動距離が少し伸びたように感じるはずです。
ハイギヤード化でパワーが食われる
さらに、タイヤの外径が大きくなるということは、自転車のギアを一番重いものに変えたのと同じ原理(ハイギヤード化)になるんです。
タイヤ1回転で進む距離が長くなる分、同じギア・同じエンジン回転数でも、エンジンに要求されるパワーが大きくなっちゃうんですよ。
ジムニー(JB64)の660ccターボエンジンは低速トルクがあるとはいえ、高速道路の長い上り坂などではキックダウン(AT車が自動でギアを下げること)しやすくなったり、MT車なら発進時のクラッチ操作に少しだけ気を使ったりするシーンが増えるかもしれません。
タイヤの大径化によってパワー不足を感じやすくなるので、ジムニーの高速走行がきついと感じる原因と対策を知っておくと、長距離ドライブのストレスを減らすことができますよ。
結果として、アクセルを踏み込む量が増えるため、燃費はリッターあたり1〜3kmほど落ちるケースが多いみたいです。
また、ゴツゴツしたトレッドパターンの影響で、舗装路でのロードノイズ(ゴーッという走行音)も大きくなりがちですね。
ただ、これらは「圧倒的な見た目のカッコよさと悪路走破性」を手に入れるための、ちょっとしたトレードオフ(引き換え)だと考えておくと、精神的なショックは少ないですよ!
適正な空気圧をどう設定するべきか

タイヤを185/85R16に変えた後、意外と見落としがちなポイントが「空気圧の管理」なんです。
「純正のときと同じように、運転席のドア横に貼ってあるシールの数値(フロント1.6、リア1.8など)に合わせておけばいいんでしょ?」って思うかもしれませんが、実はそれだけでは不十分で、場合によっては危険なこともあるんですよ。
というのも、このサイズのオフロード系タイヤの多くは「LT(ライトトラック)規格」という、小型トラックや四駆向けの丈夫な規格で作られています。
純正で履いている乗用車用(Pメトリック)のタイヤとは、内部の構造も、空気圧に対する負荷能力(どれくらいの重さに耐えられるか)の計算方法もまったく違ってくるんですよね。
LT(ライトトラック)規格ならではの空気圧設定
LT規格のタイヤは、高い空気圧を入れて初めて本来の耐荷重性能を発揮するように設計されているんです。
そのため、乗用車用の低い空気圧(1.6キロなど)のまま走ってしまうと、タイヤがたわみすぎて発熱し、バースト(破裂)の危険性が高まったり、両肩だけが早くすり減る偏摩耗を起こしたり、燃費が極端に悪化したりしちゃうんです。
ベストな空気圧は環境で変わる
ジムニーの車重自体は軽いため、LTタイヤの負荷能力にはかなり余裕があることが多いです。
一般的には、純正よりも少し高めの「1.8〜2.0キロ(180〜200kPa)」付近でセッティングを探る方が多いみたいですが、「この数値なら絶対正解!」って一律に言い切るのは危険なんです。
逆に空気圧をパンパンに高くしすぎると、タイヤのクッション性が失われて、マンホールを踏むたびにポンポンと跳ねるような硬い乗り心地になってしまいますし、タイヤの真ん中だけが摩耗しやすくなります。
街乗りがメインなのか、キャンプ道具をフル積載するのか、林道を走るのかによってもベストな空気圧は変わってきます。
必ずタイヤメーカーが公表している負荷能力表を参考にしつつ、最終的な空気圧の判断は、購入したプロショップや整備士さんと相談して決めてみてくださいね。
ジオランダーやオープンカントリーの差

さあ、いざ185/85R16を履こう!って決心した後に待ち受けているのが、「どのタイヤメーカーの、どの銘柄を選べばいいの?」という楽しいけれど悩ましい問題ですよね。
ジムニー界隈でこのサイズを探すと、特に人気を二分している二大巨頭があるんです。
それが、トーヨータイヤの「オープンカントリー(オプカン)」シリーズと、ヨコハマタイヤの「ジオランダー」シリーズです。
まず、トーヨータイヤの「オープンカントリーR/T(ラギッドテレーン)」は、ここ数年で爆発的な人気を誇るタイヤですね。
R/Tっていうのは、マッドテレーン(泥道用)のゴツゴツした見た目と、オールテレーン(全地形用)のオンロードでの快適性を、いいとこ取りしたハイブリッドな設計になっているんです。
ブロックはゴツいのに、街乗りでのロードノイズは比較的抑えられていて、雨の日の舗装路でも不安感が少ないのが特徴ですよ。
「見た目はワイルドにしたいけど、普段の買い物やドライブでの乗り心地も絶対に捨てたくない!」という方に、間違いなくイチオシできる優等生ですね。
自分のライフスタイルに合わせた銘柄選び
一方で、ヨコハマタイヤの「ジオランダーM/T G003」などのマッドテレーンタイヤは、より本格的なオフロード志向の方から絶大な支持を集めています。
サイドウォール(側面)まで回り込んだ巨大なブロックパターンは、見る者を圧倒する凄みがありますよね。
泥深い林道や岩場でのトラクション(食いつき)は最高レベルです。
迫力と引き換えにするもの
ただし、M/Tタイヤはブロックの隙間が大きいため、舗装路でのロードノイズ(ウーッという唸り音)はかなり大きくなっちゃいます。
また、雨で濡れたアスファルトではグリップが落ちやすいため、少し慎重な運転が必要ですね。
さらに、ブロックが外側に張り出している分、同じ185/85R16というサイズ表記であっても、R/Tタイヤに比べてバンパーやフェンダーへの「干渉リスク」が一段階高くなることが多いんですよ。
こんな風に、同じサイズ表記でも、銘柄によって実際の総幅や角の形状(ショルダーの張り出し具合)が微妙に違いますし、乗り味も全く異なります。
SNSの映えや見た目の迫力だけで選んでしまうと、「音がうるさくて家族から不評だった…」なんて後悔することになりかねません。
あなたがジムニーと一緒にどんな場所を走り、どんな風に楽しみたいのか。
自分のライフスタイルに一番フィットしたタイヤを選ぶのが、絶対に失敗しないコツですよ。
ジムニーの185/85R16導入のまとめ

ここまで、かなりの長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
ジムニーのタイヤ選びについて色々な視点からポイントをお話ししてきましたが、最後にこの記事の全体のおさらいをしておきましょうね。
ジムニーに「185/85R16」というサイズを導入することは、ノーマルの可愛らしい印象から一変して、四駆らしい圧倒的な迫力と悪路での走破性を手に入れられる、本当に魅力的なカスタムです。
純正タイヤから一段階だけ外径を上げる「定番中の定番サイズ」ではありますが、だからといって「誰でも何も考えずにポン付けして絶対にOK!」っていうほど、単純なものじゃないってこと、わかってもらえたんじゃないかなって思います。
ノーマル車高のままでは、フルストローク時やフルロック時にバンパー裏などに干渉するリスクが少なからず潜んでいますよね。
また、車検時のスピードメーター誤差は許容範囲の上限ギリギリになりやすく、純正ホイール以外を選ぶ際にはフェンダーからのはみ出しにもしっかり気をつけておきたいところです。
さらに、LT規格タイヤならではの適正な空気圧管理や、スペアタイヤを含めた駆動系への配慮、そして自分の使い方に合ったタイヤ銘柄の選択など、考えておきたいポイントって意外とたくさんあるんですよね。
これらを一つひとつトータルで考えてセッティングを煮詰めていく過程も、実はジムニーカスタムの醍醐味の一つなんです。
街乗りメインでスマートに履きこなすのも良し、40mmリフトアップや補正パーツをしっかり組んで林道アタック仕様にするのも良しです。
ぜひ今回の情報を参考にして、専門家のアドバイスも聞きながら、あなたにとって最高にカッコよくて安全なジムニーのスタイルを見つけてくださいね。
これからのあなたのジムニーライフが、もっともっとワクワクする素晴らしいものになりますように、心から応援しています!
