ハスラーGとXの違いを公式装備表で比較|Gで十分な人とXを選ぶべき人
ハスラーの見積もりを並べて、HYBRID GにするかHYBRID Xにするかで手が止まっている人は多いと思います。差額は159,500円。エンジンも燃費も同じと聞くと、「Gで十分なのでは?」と考えたくなりますよね。
先に答えを書くと、2026年5月の改良後は、走り・燃費・運転支援がGとXで共通です。違うのは快適装備と内装の質感で、公式の装備表を1行ずつ見比べると、Xだけに付く装備やXのほうが上質になる装備が20以上ありました。しかも、そのいくつかはGに後から同じものを付ける方法が見当たりません。
この記事は試乗の感想ではなく、スズキが公開している主要装備表・価格表・純正アクセサリーのカタログを突き合わせて整理したものです。
対象は、2026年5月27日に一部仕様変更した現行ハスラーの自然吸気モデル(型式5AA-MR92S)。年式が違うとGとXの差そのものが変わるので、中古で探している人向けの注意も入れておきますね。

- GとXの価格差と、走り・燃費・運転支援で共通する部分
- 公式の装備表で数えた、Xだけに付く装備の一覧
- Xの装備をGに純正品で後付けしたときの費用と限界
- Gで十分な人と、Xの差額を払う価値がある人の分かれ目
ハスラーのGとXの違いは?価格差と装備を公式表で比較
2026年5月の改良で、GとXの関係は以前と少し変わりました。価格、共通する部分、Xだけの装備、年式による違いの順に、スズキの価格表と主要装備表で確かめていきます。
GとXの差は快適装備と質感、走りと運転支援は同じ

結論から言うと、ハスラーのGとXの違いは、快適装備と内外装の質感に集まっています。エンジンやCVT、カタログ燃費、車両重量、それに衝突被害軽減ブレーキやACCといった運転支援は、2026年5月改良後のG・Xで共通でした。
ただ、スズキの装備表で「安全装備」の欄に入っているLEDフロントフォグランプと、ワイパーの間欠時間の調整はXだけ。霧や雪の多い地域なら、ここも差になってきます。
差額は2WD・4WDとも159,500円。そのぶんXには、LEDフォグランプやアルミホイール、日差しの赤外線までカットするガラス、後席のテーブル、Type-CのUSB電源などが付きます。
ハスラーのGとXの違い(2026年5月改良後)
- 同じ:エンジン・CVT・WLTCモード燃費・車両重量・運転支援・4WDの機能
- 違う:フォグランプ、アルミやメッキの外装、日差しと空調、USB、内装の素材と色、収納、スピーカー
- 価格差:2WD・4WDとも159,500円(メーカー希望小売価格)
つまり「Gで十分か」は走りの問題ではなく、Xの装備を自分が毎日使うかどうかで決まる話。ここを押さえておくと、見積もりを見比べるときに迷いにくくなるかなと思います。
価格差は2WD・4WDとも159,500円

2026年5月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込み)を並べると、次のとおりです。位置関係が分かるように、同じ自然吸気のタフワイルドと、ターボのグレードも入れておきました。
| グレード | エンジン | 2WD | 4WD | HYBRID Gとの差 |
|---|---|---|---|---|
| HYBRID G | 自然吸気 | 1,599,400円 | 1,733,600円 | ― |
| HYBRID X | 自然吸気 | 1,758,900円 | 1,893,100円 | +159,500円 |
| HYBRID Xターボ | ターボ | 1,837,000円 | 1,971,200円 | +237,600円 |
| タフワイルド | 自然吸気 | 1,835,900円 | 1,970,100円 | +236,500円 |
| タフワイルド ターボ | ターボ | 1,914,000円 | 2,048,200円 | +314,600円 |
出典:スズキ「ハスラー 価格・オンライン見積り」と2026年5月27日のニュースリリースをもとに作成(確認日:2026年10月14日)
塗装とナビのメーカーオプションは、GもXも同じ金額です。2トーンルーフは49,500円、ピュアホワイトパールは27,500円、全方位モニター付メモリーナビとスズキコネクト対応通信機のセットは217,800円の追加。
つまり、同じ色・同じナビで比べれば、車両本体の差は159,500円のまま変わりません。ただし支払う総額の差は、販売店オプションや値引き、諸費用で動くので、最後は見積書で確かめるのが確実ですね。
月あたりに直すと、5年乗るなら約2,660円、7年なら約1,900円(どちらも金利などを除いた単純計算)。残クレで買うなら、Xにしたぶん月々の支払いも増えるので、ハスラーの残クレの月々と総額もあわせて見ておくとイメージしやすいです。
エンジン・燃費・運転支援・4WD機能はGもXも同じ

主要諸元を見ると、GとXは型式から同じ5AA-MR92S。エンジンはR06D型の自然吸気(最高出力36kW〈49PS〉、最大トルク58N・m)にマイルドハイブリッドを組み合わせ、CVTで走ります。
車両重量も、2WDが830kg、4WDが880kgで同じ。WLTCモード燃費は2WDが24.3km/L、4WDが22.4km/Lで、市街地・郊外・高速道路の各モードの数値までそろっていました。
国土交通省の燃費公表(令和8年8月3日現在)を見ても、型式5AA-MR92Sは2WDが24.3km/L、4WDが22.4km/Lでメーカーの数値と一致。エコカー減税(重量税)も、GとXのどちらも25%減税の対象です(2026年5月の発表時点)。
衝突被害軽減ブレーキや運転支援も、今はGとXのどちらにも標準で付いています。
- デュアルセンサーブレーキサポートII(衝突被害軽減ブレーキ)
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従・停止保持付き)と車線維持支援機能
- 電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付き)
- ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラート
- LEDヘッドランプ、前後のパーキングセンサー、標識認識機能、ハイビームアシスト
このうち、デュアルセンサーブレーキサポートII、停止保持付きのACCと車線維持支援、電動パーキングブレーキ、ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートは、2026年5月の改良で全車標準になった装備。LEDヘッドランプは2024年5月から全車標準です。
4WD車のスノーモード、ヒルディセントコントロール、グリップコントロールも、GとXで設定は同じ。最低地上高160mm、最小回転半径4.6m、タイヤサイズ165/60R15も共通です。
ただ、運転支援には作動する条件や検知の限界があります。ここで言う「同じ」は装備の中身の話なので、どちらを選んでも頼りすぎず、取扱説明書で使い方を確かめておくのが前提ですね。
Xだけに付く装備を公式の装備表で一覧にした

では、差額で何が増えるのか。スズキの主要装備表(2026年5月現在)を1行ずつ照らし合わせて、GとXで中身が違うところだけを抜き出しました。
| 区分 | 装備 | HYBRID X | HYBRID G |
|---|---|---|---|
| 外装 | フロントフォグランプ | LED | なし |
| 外装 | 15インチホイール | アルミ(切削加工&ブラック塗装) | スチール |
| 外装 | 外側のドアハンドル | メッキ | 車体色と同色 |
| 外装 | フロントフードのHUSTLERエンブレム | メッキ | なし |
| 快適 | 窓ガラス | 360°プレミアムUV&IRカットガラス | 全面UVカット機能付ガラス |
| 快適 | フルオートエアコン | ナノイーX搭載 | ナノイーXなし |
| 快適 | USB電源ソケット(Type-C・PD対応) | インパネに2個 | なし |
| 快適 | フロント間欠ワイパー(ミスト付) | 時間調整付 | 時間調整なし |
| 快適 | バニティーミラー(チケットホルダー付) | 運転席・助手席 | 運転席のみ |
| 快適 | ルームランプ(フロント・リヤ) | LED | LEDではない |
| 内装 | ステアリング | 本革巻 | ウレタン |
| 内装 | シフトまわり | 本革巻シフトノブ、ピアノブラック調の加飾とパネル、メッキボタン | 本革巻ではなく、加飾なし |
| 内装 | シート表皮 | レザー調&ファブリック | ファブリック |
| 内装 | 内装の色 | ガンメタリック×ブラウン | カーキベージュかオフブルー(ボディ色で決まる) |
| 内装 | ドアトリム | レザー調クロスとブラックパールのガーニッシュ | クロスとガーニッシュなし |
| 内装 | フロアコンソールトレー | ブラックパールの加飾 | 加飾なし |
| 内装 | エアコンルーバーのアクセント | サテンカッパー調 | なし |
| 内装 | 内側のドアハンドル | メッキ | メッキではない |
| 収納 | 後席のパーソナルテーブル(両側) | あり | なし |
| 収納 | 助手席のインパネアッパーボックス | フタ付き | フタなし |
| 収納 | 前席の背もたれ上部のポケット | 運転席・助手席 | なし |
| 収納 | 運転席の背面のポケット | あり | なし(助手席側はGにもある) |
| 音 | スピーカー | 6個(ツイーター含む) | 2個(フロントのみ) |
出典:スズキの主要装備表・主要諸元表(PDF)をもとに、HYBRID GとHYBRID Xで設定が違う項目だけを抜き出して作成
数えてみると、Xだけに付く装備や、Xのほうが上質になる装備は20項目以上。ワイパーの間欠時間の調整や、助手席側のバニティーミラー、LEDのルームランプのように、比較記事ではあまり見かけない細かい差もありました。
逆に、LEDヘッドランプは2024年5月の改良で全車標準になり、今はGにも付いています。2022年5月からの2年間はGターボに標準でGはメーカーオプションだったので、少し前の比較記事や中古を見るときは気をつけてください。
中古や旧型はGとXの差が年式で違う

ここまでの差は、2026年5月改良後の新車の話です。ハスラーは同じ2代目でも改良のたびに装備が入れ替わっていて、中古で選ぶときはGとXの差そのものが違ってきます。
2代目ハスラー(MR52S・MR92S)の主な変化
- 2020年1月の発売時:全車速追従のACCはターボ車だけ。HYBRID Gには衝突被害軽減ブレーキなどが付かない仕様もあった
- 2022年5月の改良:ACCと車線逸脱抑制機能を全車標準に(HYBRID Gには、これらが付かない仕様もあった)。HYBRID GターボにLEDヘッドランプを標準化(HYBRID Gはメーカーオプション)
- 2024年5月の改良:全車LEDヘッドランプに。HYBRID Xに360°プレミアムUV&IRカットガラス、ナノイーX、USB電源ソケット、LEDルームランプなどを追加。HYBRID Gターボも選べた
- 2026年5月の改良:電動パーキングブレーキ、ブラインドスポットモニターなどを全車標準に
出典:スズキのニュースリリース(2019年12月24日・2022年5月9日・2024年5月24日・2026年5月27日)をもとに作成
たとえば2024年5月の改良より前のXには、360°プレミアムUV&IRカットガラスもインパネのUSB電源ソケットも付いていません。中古は「Xだから装備が多い」と思い込まず、年式と装備を1台ずつ確かめるのが安全です。
見分けるときは、車検証で型式(MR92Sが自然吸気、MR52Sがターボ)と初度検査年月を確かめ、販売店に車台番号から仕様を調べてもらうと確実。ホイールやナビは交換されていることもあるので、見た目だけでグレードを決めつけないほうがいいですね。
内装・UVカット・充電の差とGに後から足せる装備

毎日乗るたびに差を感じやすいのは、目に入る内装と、日差しやスマホの充電まわり。この3つを具体的に見たうえで、Gに後から足せるもの・足せないものを、純正アクセサリーの価格で確かめます。
内装はGがカーキベージュかオフブルー、Xはガンメタ

GとXでいちばん印象が変わるのは、実は内装の色かもしれません。Xの内装はガンメタリック×ブラウンで、インパネのガーニッシュがガンメタリック、シートのアクセントがブラウン。2026年5月の改良で新しく設定された組み合わせです。
さらにXは、レザー調とファブリックを組み合わせたシート(ダークグレーにブラウンのステッチ)、本革巻ステアリング、サテンカッパー調のエアコンルーバー、レザー調のドアトリムと、手が触れる部分の素材が一段上がります。
一方のGは、カーキベージュかオフブルーの内装。インパネとシートのアクセントに色が入る仕上げで、どちらになるかはボディ色で決まります。シートはファブリック、ステアリングはウレタンです。
落ち着いた上質さならX、色で遊びたいならG、という選び方もアリですね。ボディ色とGの内装色の組み合わせは、オンライン見積りの画面か販売店で確かめておくと安心。ボディ色そのものに迷っているなら、ハスラーの人気色と後悔しない色の選び方も参考にしてみてください。
GのUVカットと充電は?ガラスとUSBの差

Gの窓も紫外線をカットする「全面UVカット機能付ガラス」で、フロントガラスと前席の窓は熱線吸収のグリーンガラスです。UVカットが付いていないわけではありません。
Xはここに「360°プレミアムUV&IRカットガラス」を使っていて、スズキのカタログでは紫外線を約99%カットし、ジリジリとした暑さのもとになる赤外線(IR)もカットすると説明されています。差が出るのは、肌に感じる日差しの熱さのほうですね。
2020年モデルの口コミでは、Gのガラスでも気になるのは西日くらいでは、という声がありました。年式は違いますが、夕方に西日を浴びながら走ることが多い人は、気にしておきたいポイントかも。
空調はどちらもフルオートエアコンで、Xには「ナノイーX」が付きます。カタログでは、運転席側の吹き出し口から放出されて車内を快適な空気環境に導く機能と説明されていますが、感じ方は人それぞれ。優先度が分かれるところでしょう。
充電まわりは、XだけにインパネのUSB電源ソケット(Type-C・PD対応)が2個付きます。Gにはありませんが、12Vのアクセサリーソケットはインパネと荷室にあるので、市販のUSBチャージャーを差せばスマホの充電はできますよ。
メーカーオプションのナビを付けるとナビ接続用のUSBソケットも付きますが、XのType-C電源ソケットとは別物です。収納やUSB・コンセントの位置は、ハスラーの収納とUSB・コンセントの違いで詳しく書いたので、あわせてどうぞ。
Xの装備はGに後付けできる?純正品の価格で確認

「Gを買って、欲しい装備だけ後から足せばいいのでは」と考える人もいると思います。そこで、スズキの純正アクセサリーカタログ(2026年5月現在)から、HYBRID G向けに用意されている部品を拾ってみました。
| Xの装備 | Gに付けられる純正アクセサリー | 本体価格(取付費別) |
|---|---|---|
| LEDフロントフォグランプ | LEDフォグランプセット(左右) | 35,970円 |
| 本革巻ステアリング | 本革ステアリングホイールカバー(縫製タイプ) | 11,000円 |
| レザー調&ファブリックのシート | 革調シートカバー(パーソナルテーブル無車用) | 66,550円 |
| フタ付きのアッパーボックス | インパネアッパーボックスセット(リッド付) | 18,700円 |
| 6スピーカー | ツイーター(Xの標準品と同等品)、後席用スピーカー、リヤスピーカーハーネス | 19,250円 |
| LEDルームランプ | ルームランプ用ホワイトLEDバルブ(フロント・リヤ) | 8,470円 |
| 後席パーソナルテーブル | シートバックテーブル(助手席の背面だけ) | 3,630円 |
| 360°プレミアムUV&IRカットガラス | UV+IRカットフィルムセット(後席の窓とバックドア) | 22,220円 |
| フードのHUSTLERエンブレム | エンブレム(HUSTLER)クロームメッキ(Xの標準品と同等品) | 7,260円 |
| コンソールトレーの黒い加飾 | フロアコンソールガーニッシュ(Xの標準品と同等品) | 3,300円 |
| 合計 | ― | 196,350円 |
| アルミホイール・ナノイーX・Type-CのUSB電源 | 純正アクセサリーでは見当たらず | ― |
出典:スズキ「ハスラー アクセサリー」デジタルカタログ(掲載内容は2026年5月現在)のメーカー希望小売価格(消費税10%込み)をもとに作成
表の部品を全部そろえると、本体価格だけで196,350円。Xとの差額159,500円を36,850円上回り、そのうえ取付費も別にかかります。シートカバーを除くと129,800円で、取付費しだいでは差額に近づく計算です。
実際の金額は販売店の値引きやセット価格でも変わるので、見積もりで確かめてください。また、表に入れたのはXの装備の一部で、メッキのドアハンドルやシフトまわり、ドアトリムなどは試算に含めていません。
しかも、ここまで足してもXと同じにはなりません。
- アルミホイール:純正アクセサリーにはなく、「デザインホイール」はブラックのスチールホイール(1本14,300円)
- ナノイーXとType-CのUSB電源ソケット:純正アクセサリーでは見当たらない
- 赤外線カット:フィルムは後席の窓とバックドアだけで、フロントガラスと前席の窓は対象外
- ステアリングとシート:本革やレザー調の表皮そのものではなく、上から巻く・かぶせるカバー
なお、フロントガラスと運転席・助手席の窓は、保安基準で可視光線の透過率70%以上が求められる部分です。市販のフィルムを貼るなら、施工後に透過率を測ってもらえる専門店を選ぶと安心ですね。
シートカバーを付けるときの注意
ハスラーの前席にはSRSサイドエアバッグが付いています。スズキのカタログでも、サイドエアバッグに対応した車種専用の純正シートカバーを使うよう注意書きがあり、合わないカバーではエアバッグが正しく開かないおそれがあります。
質問サイトでは、アルミホイールだけが欲しいなら差額で社外品を探す手もある、という回答もありました(2022年)。アルミが欲しいだけなら、アルミホイールの交換相談ができるタイヤ専門店で、サイズや保安基準に合うかを確かめて選ぶのが近道かも。
ちなみに2020年の口コミでは「ヘッドライトとドアミラーは後付けが難しい」という声もありましたが、LEDヘッドランプや、リモート格納とLEDサイドターンランプ付きのドアミラーは今はGにも標準です。後付けしにくい装備の顔ぶれも、年式で変わっているんですね。
スピーカーを足すとどのくらい音が変わるかは、ハスラーのスピーカー交換とツイーター追加で整理しています。
純正品の価格から見えてきた分かれ目は、欲しいXの装備が1つか2つならGに足すほうが安く、いくつも欲しいならXのほうが割安ということ。ガラスやナノイーXのように、純正品では同じものが見当たらない装備が欲しいなら、なおさらXが有利です。
ハスラーはGで十分?GとXどっちが向くか使い方で判断

最後に、ここまでの差を自分の使い方に当てはめてみます。Gで困りにくい人と、Xの差額を払う価値がある人、それから見積もりを取るときに気をつけたい点を順に見ていきましょう。
Gで十分なのは前席中心で必要な装備が少ない人

走り・燃費・運転支援はXと同じなので、Xの装備をあまり使わない人ならGで十分と考えていいと思います。目安になるのは、次のような使い方です。
- 乗るのは1〜2人のことが多く、後席は荷物置きくらい
- スマホの充電は、12Vソケットとチャージャーで割り切れる
- スチールホイールやボディ色のドアハンドルでも気にならない
- カーキベージュやオフブルーの内装が好き
- Xの装備で欲しいのは1〜2個だけ(たとえばフォグランプだけ)
最後の項目なら、Gにフォグランプセット(本体35,970円+取付費)を足しても、差額よりずっと安く収まる計算。口コミでも、2020年モデルのGの自然吸気に乗る人の「街乗りなら十分」という書き込みや、カスタマイズ好きならGのほうがいろいろできる、という回答(2023年の質問サイト)が見られました。
逆にGで後悔しやすいのは、「あとで付ければいい」と思っていた装備が純正品では付かなかったり、思ったより費用がかさんだりしたとき。買う前に、欲しい装備を書き出しておくのがおすすめです。
Xを選ぶ価値があるのは後席・日差し・質感を重視する人

反対に、Xの159,500円が生きてくるのは、Xだけの装備を毎日のように使う人です。
- 家族や友人を後席に乗せることが多い(テーブル・ポケット・後席側のスピーカー)
- 朝夕の日差しや夏の暑さが気になる(360°プレミアムUV&IRカットガラス)
- スマホ2台を同時に充電したい(Type-C・PD対応のソケットが2個)
- 毎日触れるハンドルやシートの質感を大事にしたい
- アルミホイールとフォグランプの見た目が好き
なかでも、ガラスやナノイーX、Type-CのUSB電源のように後から同じものを付けにくい装備が欲しいなら、最初からXにしておくほうがすっきり。長く乗るほど、毎日の小さな差が積み重なっていきます。
後席のパーソナルテーブルは耐荷重2kgで、走行中はたたんでおくよう案内されています。停車中に飲み物やおやつを置く場面をイメージできるかどうかも、判断の材料になりますね。
高速道路を走る機会が多いなら、Xターボ(Xより78,100円高)も候補に入ります。エンジンの最大トルクは自然吸気の58N・mに対してターボは98N・m。合流や追い越しの余裕を比べるなら、ハスラーの高速道路でのNAとターボの加速差も参考にしてみてください。
なお、売るときの査定でXのほうが有利になるかは、根拠になる公表データが見当たりませんでした。リセールを理由にXを選ぶより、自分が使う装備で決めるほうが後悔は少ないはずです。
見積もりは同じ条件で比べ、今の車の下取りと買取も確認

GかXかの見当がついたら、見積もりは2つのグレードを同じ条件でそろえて取りましょう。駆動方式、ボディ色(2トーンやパールの追加料金)、ナビ、販売店オプション、諸費用まで同じにすると、本当の差額が見えてきます。
Gに何か足すつもりなら、その部品と取付費もGの見積もりに入れておくのがコツ。たとえば「G+フォグランプ」と「X」を並べれば、どちらが自分にとって得かがはっきりしますよ。
乗り換えなら、予算を決める前に今の車の値段も確かめておきたいところ。販売店の下取りだけで決めずに、車買取サービスの査定額とも比べると、Xとの差額をどこまで埋められるかが見えてきます。
任意保険は、保険料の目安になる料率クラスが型式ごとに決まるので、同じ型式のGとXで大きな差は出にくいはず。差が出るとすれば、車の価格に合わせた車両保険の金額くらいです。
ハスラーのGとXでよくある質問

Q1. 現行のハスラーにGターボはありますか?
A. 2026年5月改良後のラインアップにはありません。HYBRID Gターボは2024年5月の改良時点では選べましたが、現行でターボが欲しいならHYBRID Xターボ(2WD 1,837,000円)か、タフワイルド ターボ(2WD 1,914,000円)が候補になります。
中古なら、2026年5月より前のGターボを探すという手もあります。その場合は、年式ごとの装備の違いもあわせて確かめてください。
Q2. GとXで燃費や税金などの維持費は変わりますか?
A. 2026年5月改良後のカタログ燃費は同じで、WLTCモードは2WDが24.3km/L、4WDが22.4km/Lです。
軽自動車税や重量税は、軽なら車両重量に関係なく決まるので、GとXで変わりません。エコカー減税も、どちらも重量税25%の対象です(2026年5月の発表時点)。
差が出やすいのは、任意保険の車両保険の金額くらい。Xのほうが車両の価格が高いぶん、車両保険を付けるなら保険金額が少し上がります。
Q3. 中古のハスラーでGとXを見分ける方法はありますか?
A. 2026年5月改良後の車なら、フォグランプ、アルミホイール、メッキのドアハンドル、後席のパーソナルテーブル、インパネのType-CのUSBソケットがそろっていればXの可能性が高いです。
ただ、ホイールの交換や用品の後付けもあるので、最後は販売店に車台番号から仕様を確かめてもらうのが確実。年式によってGとXの差そのものが違う点にも気をつけてください。
Q4. 4WDならGでも雪道は大丈夫ですか?
A. スノーモード、ヒルディセントコントロール、グリップコントロールは、Gの4WD車にもXと同じように付いています。エンジンや車両重量、タイヤ、4WDの機能など、カタログ上の走りに関わる仕様はGもXも同じです(フォグランプはXだけ)。
ただ、どれも走りを助ける機能で、雪道では冬用タイヤが前提です。路面に合わせて速度を落とすなど、運転の注意はGでもXでも変わりません。
ハスラーのGとXの違いとGで十分かのまとめ

2026年5月改良後のハスラーは、GとXでエンジン・燃費・運転支援・4WDの機能が同じ。差額159,500円で変わるのは、快適装備と内外装の質感です。
- 価格差は2WD・4WDとも159,500円で、塗装とナビのオプション価格も同じ
- Xだけの装備は、フォグ・アルミ・360°プレミアムUV&IRカットガラス・ナノイーX・Type-CのUSB・後席テーブル・6スピーカー・本革とレザー調の内装など20項目以上
- 純正アクセサリーでGに足すと本体価格だけで196,350円。アルミやナノイーX、Type-CのUSBは純正品では埋まらない
- 中古は年式でGとXの差が違うので、装備を1台ずつ確かめる
基本性能と燃費を重視して、Xの装備はあまり使わないならGで十分。後席や日差し、内装の質感まで考えると、後から付けにくい装備がまとまっているXの差額に価値を感じる人も多いと思います。
迷ったら、まず欲しい装備を書き出して、GとXを同じ条件で見積もってみてください。乗り換えるなら手放す車の査定額も先に知っておくと、どちらにするかを予算から決めやすくなりますよ。
