ハスラーのボンネット開け方|レバー位置と閉め方・開かない時の対処
ハスラーのボンネットを開けようとして、運転席の下のレバーは引いたのに、そこから先がどうしても上がらない。ウォッシャー液を足したいだけなのに、意外と手が止まるところです。
先に答えを書いておくと、ハスラーのボンネットの開け方は「運転席足元のレバー→先端のロックレバー→ステー」の3ステップ。新型の2代目も初代も、この流れは同じでした。
今回は、スズキが公式サイトで公開している取扱説明書で、初代・2代目の2020年版・現行版のボンネットのページを確かめ、その内容をもとにまとめました。
閉め方と閉めたあとのロック確認、開かない・閉まらないときの対処、開けたあとにどこまで自分で見ていいかまで、順番に見ていきます。

- ハスラーのボンネットを開ける3ステップとレバーの位置
- 初代・2代目・現行型で手順が同じかどうか
- 20cmほどから手を離す閉め方と、ロックの確かめ方
- 開けたあとに自分で見てよい点検の範囲と相談先
ハスラーのボンネットの開け方|新型も同じ3ステップ

レバーを1本引けば全開になる、と思っていると最初でつまずきがち。車内で1回、車の前で1回、最後に支える作業が1回。この順番を、スズキの取扱説明書に沿って見ていきましょう。
結論:足元レバー→ロックレバー→ステーで開く

結論から言うと、ハスラーのボンネットは運転席足元のボンネットオープナーを引く→先端のロックレバーを左へ押しながら持ち上げる→ステーで固定する、の3ステップで開きます。
レバーを引くと先端が少し浮きますが、そこで止まるのは故障ではありません。いきなり全開にならないよう、先端にもう1つロックがかかる作りなんですよね。
私が一番気になったのは「初代と新型で手順が違うのでは?」というところでした。そこで、スズキ公式サイトに載っている取扱説明書から3つの版を選び、ボンネットの説明を並べてみたのが下の表です。
| 手順 | 初代(MR31S/MR41S) | 2代目・2020年版 | 2代目・現行版(電動パーキングブレーキ付き) |
|---|---|---|---|
| 車内のレバー | 運転席足元のボンネットオープナー | 運転席足元のボンネットオープナー | 運転席足元のボンネットオープナー |
| 先端のロック | ロックレバーを左側へ押しながら持ち上げる | ロックレバーを左側へ押しながら持ち上げる | ロックレバーを左側へ押しながら持ち上げる |
| 支え方 | ステーをホルダーから外し、固定穴へ差し込む | 車体側のステーを、ボンネット側の固定穴へ | 車体側のステーを、ボンネット側の固定穴へ |
| 閉め方 | 約20cmの高さまで下げて手を離す | 20cmぐらいの高さまで下げて手を離す | 20cmぐらいの高さまで下げて手を離す |
| 最後の確認 | 完全に閉まったか確認 | 完全に閉まっていることを確認 | 完全に閉まっていることを確認 |
出典:スズキ公式サイト掲載の取扱説明書(初代:Web99011-65P21/2代目2020年版:Web99011-59S05/2代目現行版:Web99011-59S31)をもとに当サイトで作成(2026年9月19日確認)
見てのとおり、年式が変わっても手順の流れは変わりません。2026年5月の一部仕様変更で電動パーキングブレーキが全車に付いた現行型でも、ボンネットの説明は2020年版と同じ内容でした。
自分のハスラーが現行型かどうか迷うなら、ハスラー電動パーキングブレーキの使い方と2026年の変更点もあわせて見てみてください。
ただ、取扱説明書のイラストは「代表例」で、車のタイプによって形が違うこともある、という断り書きつき。
車検証の車台番号をスズキ公式のオーナーズマニュアルに入れると自分の車の取説を探せるので、細かい形が気になるときはそちらで確かめるのがいちばん確実ですね。
ボンネットオープナーは運転席の足元にある

1つ目のレバーは、運転席の足元にあるボンネットオープナーです。取扱説明書では、これを引くとボンネットの先端が少し浮き上がる、と説明されています。
足元にあるぶん、シートに座ったままだと見落としやすいかも。運転席のドアを開けて、外から少しのぞき込むと探しやすいですね。
引く前に、まずエンジンを止めておきましょう。平らな場所に止めてパーキングブレーキもかけておけば、落ち着いて作業できます。
レバーは手前にしっかり引ききるのがコツ。引いたら車の前に回って、ボンネットの先端にすき間ができているかを見てください。
この時点で開ききらないのは、先ほどの2段階のロックがあるからです。ここから先は、車の前側での作業。
先端のロックレバーは左へ押しながら持ち上げる

先端が浮いたら、すき間から手を入れてロックレバーを左側へ押し付けながら、ボンネットを持ち上げます。取扱説明書でも、先にすき間からロックレバーの位置を目で確かめてから手を入れる流れでした。
手探りだけで探すより、先にのぞいて場所を確かめたほうが早いはず。暗い場所なら、スマホのライトで照らすと見やすくなります。
向きは取説の表現どおり「左側へ」。迷ったら取説のイラストの矢印を見てみてください。レバーを押したまま、もう片方の手でボンネットを持ち上げるイメージです。
ここで気をつけたいことが2つあります。1つは、エンジンを止めた直後はロックレバーが熱くなっていることがあるという点で、触る前に熱くないかを確かめてから操作してください。
もう1つは、ワイパーアームを起こした状態で開けないこと。起こしたまま開けると、ワイパーアームやボンネットが傷つくおそれがあると注意されています。雪の日にワイパーを立てておく人は、先に下ろしてから開けましょう。
ステーを固定穴へ確実に差し込んで支える

持ち上げたら、車体側にあるステー(支え棒)をホルダーから外し、ボンネット側の固定穴に差し込みます。2代目の取扱説明書は、2020年版も現行版もこの説明で同じでした。
ステーをホルダーから外すときは、取説の図で「※」の印がついた部分を持つよう案内されています。つかむ場所が決まっているので、図で一度見ておくと迷いません。
差し込んだら、手を離す前に先端が穴にしっかり入っているかを確認。ステーが外れるとボンネットに身体がはさまれ、けがをするおそれがあります。
風の強い日も要注意です。ボンネットが風にあおられてステーが外れることがあるので、取説でも「とくに風の強い日は注意」と書かれていました。ステーも停止直後は熱い場合があるので、持つ前に確かめてください。
ちなみに社外品には、ステーの代わりにガス式のダンパーで支えるパーツもあるんですよ。取り付けや支える力は製品によって違うので、付けるならカー用品店や整備工場に相談してからが無難かなと思います。
閉め方の基本と、開かない・閉まらないときの対処

ここからは、ウォッシャー液を足し終えて「さあ閉めよう」という場面の話。閉め方の手順と、開かない・閉まらないときにどこを見ればいいかを、取説の注意書きとあわせて確認していきます。
ステーを戻して20cmほどの高さから手を離す

閉めるときは、片手でボンネットを支えながらステーを外してホルダーに戻し、20cmぐらいの高さまでゆっくり下げてから手を離します。これが取扱説明書どおりの閉め方。
初代の取説も「約20cm」で、数字は世代を通して同じでした。上から押し付けるのではなく、ボンネットの重さでロックさせるイメージですね。
閉める前に、エンジンルームの中に工具や布を置き忘れていないかをひと目見ておきましょう。取説では、置き忘れると故障の原因になったり、高温になって車両火災につながったりするおそれがあると警告されています。
ちなみに、閉め方の指定は車種によって違います。日産のエクストレイルの取説は「20cm~30cmの高さから」落とす案内で、メーカーや車種で少しずつ差があるんですよ。ハスラーなら取説の「20cmぐらい」に合わせておけばOK。
閉めたら前端の浮きとロックを確かめる

手を離したら、ボンネットがきちんとロックされたかを必ず確かめます。見た目は閉まっていても、ロックが半分しかかかっていない状態があるからです。
確かめ方は難しくありません。前から見て、先端が片側だけ浮いていないか、左右のすき間がそろっているかをチェックします。
そのうえで先端に軽く指をかけ、持ち上げようとしても上がらなければロックされています。少しでも浮くなら、もう一度20cmほどの高さまで上げてから手を離して、やり直しましょう。
やり直すときも、上から体重をかけて押し込むのはNG。その理由は、このあと「閉まらないとき」のところで触れます。
レバーを引いても開かないときに見るところ

「レバーを引いたのに開かない」ときは、先端が少しでも浮いているかどうかで分けて考えると、原因を絞りやすくなります。
| 状態 | 考えられること | どうするか |
|---|---|---|
| 先端が少し浮いたが、そこから上がらない | 先端のロックレバー(二次ロック)がかかったまま | すき間から手を入れ、ロックレバーを左側へ押しながら持ち上げる |
| ロックレバーの場所が分からない | すき間の奥が見えにくい | ライトで照らしてのぞく。取説のイラストで位置を確かめる |
| レバーを引いても先端がまったく浮かない | 引き方が浅い、またはレバーやロック側の不具合 | もう一度しっかり引く。それでも浮かなければ販売店へ相談 |
| ロックレバーが熱くて触れない | エンジン停止直後で熱くなっている | 時間をおいて、冷めてから操作する |
Yahoo!知恵袋にも「レバーはわかるのですが、開きません」という質問があるくらいで、1つ目のパターンでつまずく人は少なくないみたいです。これは故障ではなく、2段階で開く仕組みを知らなかっただけ、というケースですね。
一方で、レバーを何度引いても先端がまったく浮かないときは、無理をしないのが正解。ドライバーなどでこじ開けようとすると、ボンネットや塗装を傷めかねません。
オープナーのワイヤーやロックの部品に不具合がある可能性もあるので、販売店や整備工場に見てもらいましょう。出先で困ったときは、ロードサービスに相談するのも手です。
閉まらないときに上から強く押さない理由

何度やっても閉まりきらないと、つい上から手でグッと押したくなりますよね。でも、強く押さえるとボンネットがへこむおそれがあると、取扱説明書ではっきり注意されています。
閉まらないときは一度ボンネットを開け直して、次の3つを確かめてからやり直してみてください。
- ステーがホルダーにきちんと戻っているか
- 工具や布、落ち葉などがロックの部分にはさまっていないか
- 取説どおり20cmほどの高さから手を離しているか
閉めるときに手をはさまないよう、指先を先端より内側に入れないことも大事。取説でも、手などをはさむとけがをするおそれがあると注意されていました。
それでもロックがかからない場合は、ロックの部品の不具合も考えられます。その状態で走り出すと走行中に開くおそれがあるので、販売店やロードサービスに連絡してください。
ボンネットの中はどこまで見る?点検の範囲と相談先

国土交通省がまとめている日常点検は15項目で、そのうちエンジンルームで見るのは5項目です。開けたついでに、どこまで自分で見てよくて、どこから任せるか。その線引きを確認していきましょう。
やけど・巻き込みを防ぐため触れない場所

ボンネットを開けたら、エンジンまわりの熱い部分と、動いている部品には触れないのが大前提です。走った直後のエンジンルームは高温で、取説でもやけどのおそれがあると警告されています。
点検するなら、エンジンが冷えてからか、走り出す前がベスト。JAFも、エンジンルームの点検はエンジンが冷えてから、あるいは始動前に行うよう案内しています。
もう1つ怖いのが巻き込み。エンジンがかかっているあいだはドライブベルトや冷却ファン(ラジエーターファン)が動いていて、手や髪、衣類が巻き込まれるおそれがあります。
首から下げたストラップや長い髪は、のぞき込む前にまとめておくと安心。ベルトの状態や鳴きが気になるときは、ハスラーのベルト交換時期と異音の見分け方も参考になるはずです。
それと取説には、ボンネットの開け閉めを子どもにさせないこと、開けているあいだは子どもを近づけないことも書かれていました。ボンネットは重いので、閉まるときに手をはさむと大けがになりかねません。
開けたら見ておきたい日常点検の5項目

国土交通省の日常点検のうち、エンジンルームで見るのはブレーキ液・冷却水・エンジンオイル・バッテリー液・ウインドウォッシャー液の5つの量です。どれも「量を目で見る」のが基本になります。
| 点検項目 | 見るところ | 自分でやるのはここまで |
|---|---|---|
| ウインドウォッシャー液 | タンクの液の量 | 減っていれば補充してOK |
| エンジンオイル | オイルレベルゲージで量と汚れ | 少ない・汚れているときは交換や点検を依頼 |
| 冷却水 | リザーバータンクの液面が上限と下限のあいだか | 減っているときは原因の点検を依頼 |
| ブレーキ液 | リザーバータンクの液面が上限と下限のあいだか | 減っているときは足さずに点検を依頼 |
| バッテリー液 | 液面、またはインジケーターの表示 | 異常があれば点検を依頼 |
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02maintenance/daily_check.html)を加工して作成。見るところはJAF「クルマ何でも質問箱」を参考に当サイトで整理(2026年9月19日確認)
ウォッシャー液は、タンクが空のままスイッチを入れ続けるとポンプを傷めることがあるとJAFも注意しています。出が悪くなったら、早めに補充しておきましょう。
冷却水のキャップは、エンジンが熱いうちは開けないでください。高温の冷却水が噴き出すおそれがあるので、点検はしっかり冷めてからにしましょう。
タンクやオイルレベルゲージの位置は、年式ごとに取扱説明書で確認できます。オイルの量や粘度をもう少し詳しく知りたいなら、ハスラーのエンジンオイルの交換時期と量を年式別にまとめています。
冷却水が減っていたときの見分け方は、ハスラーの冷却水の点検目安と危険なサインでまとめました。減り方によっては早めの点検が必要なサインもあります。
異常に気づいたら修理か乗り換えかを考える

点検で気になるところを見つけたら、まずは販売店や整備工場で原因と修理費の見積もりを出してもらうのが先です。自分で部品をいじるのは、ウォッシャー液の補充より先には進めないほうが安全ですね。
その前に1つ確認しておきたいのが、リコールです。スズキは2026年7月9日、2022年8月〜2025年7月ごろに作られたハスラーのターボ車(4AA-MR52S)の一部について、エンジンのクランクプーリボルトのリコールを届け出ています。
ボンネットとは関係のない内容ですが、対象なら修理は無料。車台番号で対象かどうかを調べられるので、スズキのリコール情報のページから確かめておくと安心です。
なお、ボンネットの開け閉めに関わるリコールは、2026年9月19日時点で見当たりませんでした。
見積もりが出たら、次は「直して乗り続けるか」「乗り換えるか」を考える段階です。判断の材料になるのは、だいたい次の4つでしょう。
- 修理費の見積もり額
- 年式と走行距離
- 次の車検までの期間
- 今の車がいくらで売れるか
目安としては、修理費が今の車の価値に近い、次の車検も近い、走行距離もかさんでいる。この3つが重なるほど、乗り換えを考える意味が出てきます。反対に修理が小さく済むなら、直して乗り続けたほうが手元のお金は残りやすいですね。
特に初代は、いちばん新しい年式でも2019年ごろなので、もう7年ほど経っています。修理費が重なりそうなら、先に今の買取価格を知っておくと、直すか手放すかを落ち着いて比べられますよ。
古い年式や走行距離の多い車でも値段がつくか気になるなら、カーネクストの無料査定で目安を聞いてみるのも1つの方法です。
カーネクストは公式サイトで、事故車や動かない車、車検切れの車も含めて原則0円以上で買い取るとしています。電話ならその場で査定額が分かり、引取費用や手続きの代行費用もかからないとのこと。
査定を頼むときは、車検証と走行距離、整備工場で出してもらった見積もりの内容を手元に置いておくと話が早いもの。
不具合は最初に正直に伝えておくと、あとで金額が変わる心配も減らせるはず。カーネクストも、ヒアリングの内容と相違がない限り査定後の減額はしないとしています。
乗り換え先の販売店で下取りの金額を出してもらい、買取の査定額と並べて比べるのも手。
もちろん、修理して乗り続けるのも十分ありです。売るかどうかは見積もりと査定額を並べてから決めれば遅くありません。走行距離の目安や売り時の考え方は、ハスラーの走行距離と寿命の目安が参考になると思います。
ハスラーのボンネットに関するよくある質問

Q1. ハスラーのボンネットを開けるレバーはどこにありますか?
A. 運転席の足元にあるボンネットオープナーです。引くと先端が少し浮くので、車の前に回ってすき間からロックレバーを左側へ押しながら持ち上げてください。開けたら、車体側のステーをボンネット側の固定穴に差し込んで支えます。
Q2. 新型ハスラー(2代目)と初代で、ボンネットの開け方は違いますか?
A. スズキ公式サイトの取扱説明書で確かめた範囲では、初代・2代目の2020年版・現行版のどれも同じ流れでした。ただ、取説のイラストは代表例で、車のタイプによって形が違うこともあるとされています。細かい部分は、車台番号で探せるあなたの車の取扱説明書で確認してください。
Q3. ボンネットが閉まらないときは、上から押し込んでもいいですか?
A. 強く押し込むのは避けてください。取扱説明書では、強く押さえるとボンネットがへこむおそれがあると注意されています。
ステーがホルダーに戻っているか、ロックの部分に物がはさまっていないかを確かめて、20cmほどの高さから手を離してやり直しましょう。それでもロックがかからないときは、走り出さずに販売店やロードサービスへ相談してください。
Q4. エンジンを止めてすぐにボンネットを開けても大丈夫ですか?
A. 開けること自体はできますが、停止直後はロックレバーやステーが熱くなっていることがあり、取扱説明書でもやけどに注意するよう書かれています。触る前に熱くないかを確かめ、エンジンルームの点検はエンジンが冷えてから行うと安心です。
ハスラーのボンネットの開け方と閉め方まとめ

ハスラーのボンネットの開け方は、運転席足元のボンネットオープナーを引く→先端のロックレバーを左へ押しながら持ち上げる→ステーを固定穴に差し込むの3ステップです。初代も2代目も、現行型の取扱説明書まで流れは同じでした。
閉めるときはステーをホルダーに戻し、20cmほどの高さから手を離すのが基本。上から強く押さず、閉めたあとは先端が浮いていないか、ロックされたかを必ず確かめてください。
開けているあいだは、熱い部分とベルトやファンに近づかないこと。点検は量を目で見るところまでにして、異常があれば販売店や整備工場に任せるのが安心です。
修理費がかさみそうで乗り換えも考えるなら、カーネクストの買取査定で今の価格を確かめてから決めても遅くありません。細かい形やレバーの位置は、あなたの車の取扱説明書やスズキの販売店でも確認してみてくださいね。
